安達家蔵座敷

蔵座敷のある安達家は江戸時代から屋号を「丁子屋」(ちょうじや)といって芦野仲町のほぼ中央にある。

芦野宿は、芦野氏が居館を築いてから、その城下町として発達し、更に江戸時代になって奥州道中が整備され、交通、産業が盛んにさると、宿場町としても発展した。

夫婦石と板屋の一里塚のほぼ中間点に位置して、関東北端の宿場でもあり、大いに賑わいをみせた。最盛期には宿屋42軒・雑貨屋13軒が軒を並べていたという。

安達家の本屋は、すでに改築されているが、蔵座敷は当時の造りをよく残している。座敷は八畳二間があって「床の間」や「違い棚」があり、意匠・構造ともに優れて、当時の座敷の代表といえる。この蔵座敷は現在でも「丁子屋」を訪れる人々に提供されている。

江戸時代においては身分の高い人々は身の安全と宿泊中の安全を図って、この様な堅牢な土壌造りの部屋を利用したわけである。

この蔵座敷からも、当時の旅の様子と芦野宿の繁栄をうかがい知ることができる。

名   称 安達家蔵座敷
所 在 地 那須町大字芦野2746
種   別 有形文化財/建造物
指   定
指定年月日 昭和47年7月15日