芦野氏陣屋裏門

芦野上野町にある芦野氏の城門で、陣屋の裏門として建造されたものである。

芦野氏陣屋跡は、通称「御殿山」とか「桜が城」とよばれ、明治初年までは、二の丸の広場に藩の政庁ともいうべき表向きの建物と領主の住居とがあり、出入り口は表口と裏口の二通りがあった。

現在の正式の登り方が表口であり、途中で左折して別途をたどると二の丸の北端に至り、そこが裏口(裏門)となる。この門はこの裏口に建っていた門である。

明治4年(1871)の廃藩置県で芦野氏の陣屋が解体された時、旧家中の大塩家が買い受け現在地に移築復元されたものである。

長屋造りで、正面右側が仲間部屋、左側は厩であった。欅・栗・杉材などが使われ堅固な造りになっており、風格のある門である。

本町においては、戦国時代から江戸時代にかけての陣屋形式の唯一の原型をとどめるものであり、当時の建築様式や陣屋の構え等を考察する上で重要な建造物である。

 

名   称 芦野氏陣屋裏門
所 在 地 那須町大字芦野2863
種   別 有形文化財/建造物
指   定
指定年月日 昭和35年10月15日