釈迦誕生仏立像(しゃかたんじょうぶつりつぞう)

薬師如来座像が発見された西方50m地点から、畑の耕作中に見つかったのが、この鋳銅釈迦誕生仏立像である。手先や台座等が欠けているが清楚で柔和な顔付きの仏像である。その高さは、8.1㎝で、鍍金が施されていたと思われる。7、8世紀頃の作といわれてきましたが、その後の調査で平安時代の作と推定されている。

薬師如来座像と釈迦仏像の発見は、渡来人による仏教の伝播とする説を導き、近くの唐来田(唐から来た)地区の渡来人説と関連付ける説を唱える人もいる。

名   称 釈迦誕生仏立像(しゃかたんじょうぶつりつぞう)
所 在 地 那須町大字伊王野1622
種   別 有形文化財/彫刻
指   定
指定年月日 平成17年4月25日