黒川発電所膳棚水路橋(くろかわはつでんしょぜんだなすいろばし)

黒川発電所膳棚(ぜんだな)水路橋は、東京電力株式会社の前身である那須電気株式会社が、大正10年(1921)、那須町大字稲沢地区に黒川発電所の導水路水路橋として建設したものである。

黒川取水堰(大秋津)と経由地・余笹川取水 堰の2つの取水堰から取水し、延長5.1㎞の導水路を経て、舟戸の黒川発電所において、1,074kwの発電を行っている。

導水路は、山間部を通るため、大部分がトンネル(隧道)(ずいどう)であるが、稲沢区間は平地のため、地上より高さ4.5mの位置に水路橋を設けている。橋脚は3本のコンクリート橋脚にX(エックス)形の筋違いの入った特殊な鉄筋コンクリートラーメン構造である。

明治維新後、日本の近代化によって外国技術が導入され、新しい建築構造物が建設されたが、時代の変遷と共に老朽化が進み、現在も稼働しているものは数が少ない。国はこれら近代化への象徴といえる建築構造物を「近代化遺産」として保存保護している。

 

 

名   称 黒川発電所膳棚水路橋(くろかわはつでんしょぜんだなすいろばし)
所 在 地 那須町大字稲沢
種   別 有形文化財/建造物
指   定
指定年月日