北条の獅子舞

300年以上の歴史があると伝えられおこりについて不明であるが大沢と同じような状況と思われる。昔は、近郷8カ村(北条、長南寺、小深堀、藤塩、池田、広谷地、一ツ樅)で催されたというが、北条、一ツ樅に伝承されている。現在30戸の人により伝承されている。若衆により加入、伝習、管理されており、集会の不参についても厳しい取り決めがある。33歳すぎると退会するが、その後も10年位師匠様として、自らも舞い若衆の指導をする。1戸で長男、次男や他市町に転出居住している長男等の加入参加も認める。

獅子舞は、現在4月24日あたご様、9月19日の鎮守さまに息災招福、五穀豊穣を祈願し奉納されている。要請があれば新築の家の火除けの祈願も行う。以前には8月17日に、獅子舞の宿が次の年の宿へ「宿越し」をした。道具などの虫干しや補修、新加入者の獅子舞役割きめがされたが、集落センターの完成により「宿越し」はやっていない。

獅子頭は、馬頭で、1番獅子、2番獅子、の牡獅子が2面、牝獅子が1面である。4月24日の宵祭りは、神社に布団を持ち込み若衆、師匠(夜半に帰宅する)もお篭する。練習は12時までとし、神迎と獅子舞の無事を祈願してお神酒上げをする。若者は朝帰りする。祭り当日集落センターで、支度をして、獅子舞一向は、道中笛で神社へ向かう。社殿で、三匹の獅子、山など若衆と地区総代等役員が神主のお払いを受け、社殿前で舞が奉納される。舞の種類は「平獅子」「投げ草」が演じられる。一通りの舞が終わると帰り笛で、軽やかに集落センターに戻る。裏祭りは、翌日全員で旗下ろし、たび、かぶりものを干す。若衆と師匠様の直会で祭りは終わる。また4月24日だけに演じられる「関もり」がある。扇子を持ったオカメとすりこぎ棒を持ったヒョットコがセクシアルな踊りをはじめる。その周囲を5~6人の笹振り男性が絡むようにまわりつく。獅子も脇役で参加する「たられそう」と言う道化で見ている人達を笑わせる。

名   称 北条の獅子舞
所 在 地 那須町大字高久丙(北条)
種   別 無形民族文化財
指   定
指定年月日 昭和36年10月1日