那須の五葉松(なすのごようまつ)

この五葉松は、那須湯本の温泉神社境内にある。五葉松は那須町の「町の木」に指定されている樹木である。

境内神殿に向かって左側の五葉松は、栃木名木百選にも選ばれている。樹高は約9mあり、目通り周囲は1.72mで推定樹令は400年以上と思われる。

社殿に向かい右側の五葉松は、樹高は約8.9m、目通り周囲は1.43mで推定樹令はこれも400年以上と思われる。2本の五葉松とも樹勢は今も盛んで生育が旺盛である。

那須の五葉松は、標高1600m以上の南月山(みなみがっさん)の西斜面から三本槍岳(さんぼんやりだけ)にかけても散在的にみられるが群落はない。これらの松はいずれも樹令100年以上のものである。神社境内の五葉松は那須山魂域に生育しているものと全く同一種である。

一般に那須五葉松と呼ばれている種類は、正式には「キタゴヨウマツ」の和名がある。

名   称 那須の五葉松(なすのごようまつ)
所 在 地 那須町大字湯本182
種   別 記念物/天然記念物
指   定
指定年月日 昭和47年7月15日